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石岡第一病院支援について

石岡第一病院は、茨城県の石岡市に位置し昭和60年9月に地域医療振興協会第1号の施設として開院しました。

茨城県は薬科大学がなく慢性的な薬剤師不足の地域ではあります。そのような状況の中、2016年12月に前任薬剤師が退職となり、新たな採用者も決まっていなかったため薬剤師が不在の事態に陥りました。その際、当協会の練馬光が丘病院、横須賀市民病院より2週間交代で薬剤師一人の支援があり、薬剤業務が滞りなく行われました。

翌年の2月に薬剤師の採用が決まり入職となりましたが、すぐに支援を撤退することなく入職者が仕事を覚えるまで支援をしていただきました。

その後、充足されるまでの間、薬剤師が休みなどで少なくなる日には近隣の村立東海病院よりスポット的に支援をいただきました。そのように支援の力でピンチを乗り切り引き継がれた当院は、人員も徐々に増え、2023年8月時点で常勤薬剤師5名、非常勤薬剤師2名、常勤薬剤助手2名の計9名で業務を行っております。

協会内の薬剤師支援制度があったからこそ、滞りなく薬剤師の業務が引き継がれ、業務の安定化と病棟業務などの充実に繋げることができました。

現在では、認定専門薬剤師の更新や取得を目指したり、病院薬剤師会や学会の運営参画、看護専門学校授業の活動も担うことができております。このような環境を築けたのも、この協会薬剤師の団結によるものであり、他病院より支援要請があった際には率先して支援に協力させていただければと考えております。協会の仲間の素晴らしい団結の力でピンチの後には必ずチャンスや発展がやってくると確信しております。

公益社団法人 地域医療振興協会 石岡第一病院

薬剤師室長 大谷 俊裕

石岡第一病院アイコン

この記事の担当石岡第一病院

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