経営収支グループは、薬剤部会と医療経営課が協働でチームを形成し、医薬品の効率的な購入、業務の標準化、医薬品廃棄量の減少など、経営改善に係わる多くの取り組みを行っています。
令和2年以降、新型コロナウイルス感染症の拡大による全国の医療機関における経営状況の悪化が報道されておりますが、当協会も例外ではなく、厳しい経営状況が続きています。そのため徹底した費用削減に取り組みことが、経営状況を前進されるために必須となりました。
経営収支グループでは、コロナ過以降、「スピード感をもって、大きな医療費削減効果を生み出す、ただし医療の質を落とさない」これをスローガンに掲げ3年間、取り組んでまいりました。おかげさまで、「医薬品の効率的な購入について」はこれまでに5億円以上の購入削減に貢献しています。業務の標準化では毎月、各施設に業務量調査を実施して、タスクシフト/シェアの推進を行い、人員の増員や業務の効率化(スリム化)を検討してもらっています。
近年、バイオ医薬品など高額医薬品の普及が進み、各施設の使用量は飛躍的に増えています。デッドストックになると、医薬品の廃棄金額も増えることが予想されます。入出庫在庫システム導入を検討するなど、廃棄量を減らす取り組みも行っています。
これからも。経営収支グループは医療経営部と協力して、当協会の安定した経営に貢献したいと考えています。
経営収支グループリーダー 山下 崇