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飯塚市立病院支援の報告

私たちJADECOMでは、人員不足の施設に対して、協会の他施設から支援という形で短期間の人材交流があります。この支援制度は、支援を受ける側だけではなく、支援者の経験値アップや施設間の交流にもつながり互いに多くのメリットがあります。
今回は、東京都の台東病院から福岡県の飯塚市立病院への支援の様子について報告します。


わたしは今年で4年目の薬剤師です。2年前までは当協会のJADECOM薬剤師レジデントとして働いていました。レジデント期間中に研修の一環として地方の病院に3か月いたことはありましたが、支援は初めての経験でした。期間は2週間で、支援先は福岡県飯塚市にある飯塚市立病院です。飯塚市はもちろん、九州へ行くこと自体が初めてのことでしたので、行く前は知らない病院で働くことへの緊張と旅行気分のワクワクが入り混じっていました。
当時、飯塚市立病院の薬剤室は常勤が8名いましたが、夜勤や休日出勤の兼ね合いで日勤者が3名程度と人員的にとても厳しい状況でした。救急の受け入れも多く、タイミングによっては持参薬の鑑別や調剤業務がひっ迫することもありました。支援者の主な業務は内服薬および注射の調剤と持参薬鑑別です。初日から薬剤室のみなさまが親切丁寧に教えてくださり、安心して業務に入ることができました。


休日には電車とバスで博多や天神へ遊びに行き福岡グルメを満喫していました♪
ご当地のうどんチェーン店が多くいろいろなお店のごぼう天うどんの食べ比べをしました。関東のうどんよりも出汁が甘く麺は柔らかいことに驚きましたがとても美味しかったです。



プライベートを楽しみつつ、他病院の薬剤室のシステムや働き方に触れることで自身の知見を広げることができて、本当に良い機会になりましたし、今回支援に行ってとてもよかったと思っています!また機会があればほかの病院も行ってみたいですし、より多くの薬剤師がこのような経験をできれば施設の役割が異なる病院薬剤師同士の相互理解にもつながって、さらに協力し高め合えるのではないかと思いました。

台東区立台東病院・台東区立老人保健施設千束アイコン

この記事の担当台東区立台東病院・台東区立老人保健施設千束

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